現在位置: carview! > ニュース > モーターショー > 大阪ではGT-RよりもZ熱がすごかった! 往年のファンも熱視線を送る「フェアレディZカスタマイズドエディション」のデザイナーを直撃取材

ここから本文です

大阪ではGT-RよりもZ熱がすごかった! 往年のファンも熱視線を送る「フェアレディZカスタマイズドエディション」のデザイナーを直撃取材

掲載 3
大阪ではGT-RよりもZ熱がすごかった! 往年のファンも熱視線を送る「フェアレディZカスタマイズドエディション」のデザイナーを直撃取材

 この記事をまとめると

■大阪オートメッセ2023が開催

「軽トラ」でここまでやるか! イジリ倒した2台のハイゼットが卒倒するほどかっこいい

■日産は「フェアレディZカスタマイズドエディション」を出品した

■デザインマネージャーの谷泰浩さんに直撃インタビュー

 部品単位で注文受付を開始する予定

 2月10~12日にインテックス大阪で開催された「第26回大阪オートメッセ2023」の3号館にブースを構えた日産自動車は、昨年披露した新型「フェアレディZカスタマイズドプロト」を忠実に再現した市販モデル「フェアレディZカスタマイズドエディション」を出品。

 昨年の約3倍もの来場者数を記録した今回のオートメッセで、前回以上に熱い注目を集めていた!

 このカスタマイズドエディションに加え、GT-Rニスモ2024年モデルのエクステリアデザインも担当した、日産自動車グローバルデザイン本部アドバンスドデザイン部の谷泰浩(たにやすひろ)デザインマネージャーに、そのこだわりポイントについて直撃インタビュー! すると、来場者の反応が、東京オートサロンで初公開された時とは少なからず違うらしく……?

 ――見事なまでに昨年の「カスタマイズプロト」、そしてそのモチーフとなった「Z432R」のデザインが忠実に再現されましたが、少し心配なのは、エンジンの冷却性能に影響はないのか、ということです。

 谷:皆さんによく聞かれるんですが、開口部面積はベース車と同じですので、冷却性能も変わりません。というのも、裏側にフロントバンパーレインフォース(衝撃吸収用のビーム)が入っている部分は標準装着のバンパーも塞がっているので、その範囲内でグリル中央に横長のボディ同色のバーを入れているからなんですね。

 ――なるほど。ということであれば、誰でも安心して装着できますね。バックドアにはカーボンリヤスポイラーも装着されていますが、空力性能に関してはいかがですか?

 谷:バックドア後端はベース車もダックテールになっているので、空力性能はほぼ変わりません。開発にあたっては実車での走行テストも実施していますが、操縦安定性に影響を及ぼしていないことを確認済です。

 ――19インチアルミホイールも専用デザインに変更されています。こちらは鍛造ですか?

 谷:この細身のスポークを実現するため、敢えて鋳造にしています。ベース車のRAYS製鍛造ホイールよりも重量は増えていますが、そこはスタイリングを優先していますね。

 ――そして気になるのは発売時期ですが、いつ頃になりそうでしょうか?

 谷:今年の秋頃に、部品単位で注文受付を開始する予定です。ただしこのオレンジのボディカラーに関しては、あくまで参考出品という形になりますね。

 ――今後の一部改良などで追加設定されるのを楽しみにしています。お客さんからの反響はいかがですか?

 谷:1月の東京(オートサロン)よりも、こちらの大阪(オートメッセ)の方が反響は大きいですね。とくにこの、オレンジのボディカラーに対する反響が大きいように感じています。

 私はGT-Rニスモのエクステリアデザインも担当していますが、大阪はGT-R以上にZのほうが、より反応が熱いですね。

「純ガソリンエンジンのスポーツカー、それもMT車を用意してくれて、本当にありがとう」といったお客さんの声を直接聞きましたし、「新型Zを注文しました」いう若い女性もいました。

「GT-Rはもう買える値段ではないけど、Zなら頑張れば何とかなりそうだ」ということも大きいようですね。

 そして、これはぜひ強調したいことですが、新型Zはベース車の形が素晴らしいです。だからこそ、それをカスタマイズするパーツを開発するのは、とても楽しいですね。

 ですから、開発にあたっては他社のクルマを一切参考にしていません。過去のZだけを見てデザインしています。

 常日頃感じていますが、ZとGT-Rは日産車の中でも別格ですね。両車の開発陣はみんなクルマ好きなので、その熱意だけで成り立っているのかもしれません(笑)。

 ――私もお客さんとまったく同じ気持ちです。そして「カスタマイズドエディション」の発売を心待ちにしています。ありがとうございました!

こんな記事も読まれています

今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
AUTOSPORT web
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
AUTOSPORT web
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
motorsport.com 日本版
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
くるまのニュース
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
レスポンス
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
Auto Messe Web
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
WEB CARTOP
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
GQ JAPAN
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
グーネット
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
くるまのニュース
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
motorsport.com 日本版
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
レスポンス
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
グーネット
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
グーネット
ロールス・ロイスの賜物か──新型BMW X7 xDrive 40d エクセレンス試乗記
ロールス・ロイスの賜物か──新型BMW X7 xDrive 40d エクセレンス試乗記
GQ JAPAN
東九州道の4車線化「2024年度内」は困難 一部区間で工事に遅れ その原因は?
東九州道の4車線化「2024年度内」は困難 一部区間で工事に遅れ その原因は?
乗りものニュース
Jujuも実践、レーシングドライバーに欠かせない“見る力”を鍛える! 「ドライビングビジョントレーニング」のサービス開始へ
Jujuも実践、レーシングドライバーに欠かせない“見る力”を鍛える! 「ドライビングビジョントレーニング」のサービス開始へ
motorsport.com 日本版
クルマに出現する「光るカメ」は危険のサイン! 見慣れない「謎マーク」の意味は何? そのまま走り続けるのはNG!
クルマに出現する「光るカメ」は危険のサイン! 見慣れない「謎マーク」の意味は何? そのまま走り続けるのはNG!
くるまのニュース

みんなのコメント

3件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.888.0万円

中古車を検索
Zの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.888.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村